体にメスを入れる
待たされてから通されたのは「ICU・HCU」室だった。
ICUは、前にも言ったけれど、医療システムに携わっていた時の一般用語で知っていた「集中治療室 Intensive Care Unit)で知っていたが、HCUと言う言葉は知らなかった。
翌日になって覚えていたので、携帯の電子辞書で調べると、出ておらず、その翌日持って来てもらったPCで売店の傍でだけネットにつながるということで調べると、High Care Unit(高度治療室)ということだった。
大きな部屋で、多分10数人が収容できて、この時も空いているベッドは少なかったようである。
ともかく、ここでも「手の痺れ」「意識のはっきりさ」などと血圧などの測定が矢継ぎ早にだけれど的確に行われそれも短時間に複数回行われた。
手術をする事に決まったようで、その手順なども相談されていたようだけれど、ここまで来たら「お任せします」と言うしかないので、そちらの方にはあまり興味が無かった。
それよりも「今まで手術をしたことがありますか」と若い女性の看護師さんに聞かれて「はい、一度だけ」と応えて「どんな手術ですか」との返事に少し困った。
実は20代に「パイプカット」の手術を受けたのがこれまでで唯一だったのだ。
ところが、これがうまく伝わらない。
結局「男性の不妊手術」と何とか納得したのか、それとも諦められたのか分からないが、少なくとも和やかな雰囲気の中で時間が過ぎて行った。
投稿者:つねちゃん
at 06 :44
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